12月28日(水)にメジャー第1弾アルバム『IDOROCK』を2-TYPE発売するCANDY GO!GO!。1月にメジャーデビュー作として発売したシングル『overdrive/大切なお知らせ』は、1万枚を突破。8月にリリースした2ndシングル『ワンチャン☆サマー/endroll』ではプロデューサーにPERSONZの本田毅を迎え、CANDY GO!GO!の掲げている「アイドル×ロック=アイドロック」という方向性を明確に示してくれた。今年は全国8か所のツアーも成功に収めるなど、活動7年目にも関わらずいまだ伸びしろを持って成長し続けている。
今年に入りロック系のイベントへの参加オファーが増え、今やアイドルのみならずロックバンド(主にガールズバンド)との共演も多く行っているCANDY GO!GO!。楽曲自体がロック色を増しているのはもちろん、何より、舞台上の彼女たち自身が肉感なボディを駆使し、パワフルでダイナミックなステージングを毎回全力でぶつけている。ある意味、ロックバンド以上に気迫あふれるステージングを彼女たちは見せてくれる。その本気な姿に、熱い刺激を求めている人たちや本気なアーティストを支持する人たちが惹かれだしている。
 アルバム『IDOROCK』には、立ち上げ時からCANDY GO!GO!のプロデュースを担うOKBを筆頭に、今回はPERSONZの本田毅/ハシグチカナデリア/FEELFLIPという強力な音楽アーティスト陣が楽曲を提供。それぞれの個性を発揮した曲たちを、CANDY GO!GO!のメンバーたちが自分たちの色に染め抜いた。
インストナンバー3曲も含め、全部で15曲収録したアルバム『IDOROCK』。ここでは収録した全楽曲の解説をメンバーにしていただいた。
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『before daylight』
作曲:白土とおる

関根ゆみ:アルバムオープニングを飾るSE曲。期待に胸を踊らせる、これから熱いドラマが始まることを告げてゆく序曲的な雰囲気のインストナンバーです。

『ハイボールの制約』
作詞:なぎさりん、作曲:OKB、編曲:白土とおる

なぎさりん:『ハイボールの制約』は、アルバム『IDOROCK』のフロントナンバーになります。作詞は、私が担当しました。これぞアイドロックと言いたくなる、疾走感にあふれた恰好いい曲調に仕上がっています。ライブで歌っているときもテンションをバーンと一気に上げていけば、場内に盛り上がりを描き出してくれる、まさにCANDY GO!GO!のライブに於けるキラーチューン。これは、ライブの1曲目に歌いたくなる楽曲です。
『ハイボールの制約』というタイトルもインパクトありますよね。でも、言葉自体に意味はありません(笑)。というのも、アルバム『IDOROCK』を作るに当たって、私は数曲の作詞を担当することになりました。しかも、期間中にしっかり仕上げなきゃいけない。そこで私がみずからへ取り決めたのが、「仕事はしっかりやるから、せめてハイボールくらいは呑ませてくれ」という制約。タイトルは、そこから来ています。
もちろん、歌詞には私なりのメッセージを詰め込んでいます。しかも中には、私の好きなアニメの名台詞を意識した言葉をけっこう隠しました。聴いてくださる方には、「ここの歌詞って、あのアニメのセリフから来てる?」など探ってもらえたら嬉しいです。
磯野未来:『ハイボールの制約』は、「これぞアイドロック」というスタイルを象徴した楽曲です。まさにライブの幕開けを飾るに相応しい、激しく恰好良く疾走感を持った歌になりました。
MV「ハイボールの制約」

『overdrive』
作詞:なぎさりん、作曲:OKB、編曲:白土とおる

関根ゆみ:最高位が8位だったように、CANDY GO!GO!が初めてオリコンのシングルチャートでTOP10入りを果たした歌になりました。これはメジャー第一弾シングル曲であり、CANDY GO!GO!のライブでも最も多く歌われている楽曲です。

『いつか忘れられない女になる』
作詞:佐伯かな、作曲:OKB、編曲:白土とおる

佐伯かな:これは佐伯作詞ナンバーになります。表のテーマは、「恋人と別れ、初めてその人の大切さに気づく」内容。自分で都合の良いことなのはわかってるんですけど。でも、もう一度だけやり直したい。そういう女性の心理を記しました。裏テーマは…いえ、本当のテーマに据えたのは「推し変」なんです。
私たちは、お客さんのことを選べない。でも、何時も顔を合わせるお客さんが何時ものように目の前にいると、「この人は私のことを好きでいてくれるから」と何処か安心感を覚えてしまうんですね。だからこそ熱く接したり、雑に扱ったりと相手の愛情へ甘えてしまいます。その曖昧な関係へ甘えだすにつれ次第に相手は遠のきだし、何時の間にかいなくなっていたりもします。推しファンが居なくなってからその人の大切さに気づいても、すでに遅いじゃないですか。「戻ってきて欲しい」といくら願っても、こちらから追いかけることは出来ない。ただただ、戻ってきてくれるのを私たちアイドルは待つしか出来ないんです。
歌詞の中へ「重ねた手」と出てくるのは握手会のこと。「口癖」や「横顔」など言葉の一つ一つにも、握手会での出来事などファンの人たちと接しているときの情景や想いを記しています。
 『いつか忘れられない女になる』は失恋曲とみせかけながら、私たちアイドルの日常生活とリンクした内容。CANDY GO!GO!は7年間活動を続けてきました。新しい出会いを重ね続ければ、たくさんの人たちが目の前から去ってもいきました。だからこそ言葉にしておきたいんです、「私たちはずっと待ってる」「また推し変して戻ってきて」と。そんなアイドルからのメッセージナンバーです。
宍戸桃子:(佐伯)かなさんとのダブルリードという形ですが、私がCANDY GO!GO!に加入して初のリード曲になりました。私、センターステージに立つ機会があまりないように、『いつか忘れられない女になる』を歌うときは思いきりセンターで輝きたいなと思っています。
プロデューサーのOKBの言葉を借りるなら『いつか忘れられない女になる』は「爽快感と疾走感が満ちあふれたCANDY GO!GO!の鉄板ROCK曲」。昨今のCANDY GO!GO!は、盛り上がり系や恰好いいスタイル、ダークな雰囲気など、かなりクールでロックな表情が多いんですが、最近のCANDY GO!GO!の方向性を考えたらとてもアイドルソングしているなと私は捉えています。そこも、この歌の大きな特徴になりました。
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『JUMP×JUMP』
作詞:菜月アイル 作曲:OKB、編曲:白土とおる

菜月アイル:『JUMP×JUMP』は、私が作詞を担当しています。端的に伝えるなら、夢に向かっていくための前向きソング。この歌で私がテーマに据えたのは、「心の鍵」。誰だって前へ進むうえで、いろんな壁や閉じた扉にぶつかることがあると思います。そういうときに、「こういう鍵があったらその扉を開けられるよね」「ここを開けるには、こういう気持ちの鍵が必要」など、いろんな鍵を自分で見つけては手に入れ、その鍵で扉を開けて前へ進んでいくことが大事になってゆく。「夢を切り開く」って、私はそういうことかな?!と思っていて。。。
夢をつかもうと前へ進むうえで、人は挫折も含め、いろんな壁に突き当たるのは当たり前にあること。そういうときに自分の心の中へは、気持ちを前へ向けさせるいろんな想いを持った言葉が生まれてきます。そういう言葉の鍵も、この歌詞から探してください。
タイトルからも連想されるように、曲調はDANCE&RAP調のFUNKテイストなアップテンポナンバー。ライブでも熱狂を描く、嬉しい見せ場を作っていける楽曲になりました。歌詞の最後の部分を「XXXXX」と記せば、あえて具体的な言葉を入れずに歌いました。何故ならそこの部分は、毎回のライブのたびに感じるままに生まれた言葉で歌おうと思っているからです。『JUMP×JUMP』をライブで披露するたび最後にどんな言葉が出てくるのか、そこも楽しみにしていてください。

『ワンチャン☆サマー』
作詞:なぎさりん、作曲:本田毅、編曲:本田毅

なぎさりん:PERSONZのギタリスト本田毅さんが作ってくださったメジャー第2弾シングルの『ワンチャン☆サマー』は、今までのCANDY GO!GO!にはないタイプの楽曲です。ライブだとパーティナンバーに感じれるんですけど、これ、ぜひ音源を聴いて欲しいんです。CDで聴いたら、夕暮れ時の夏の海という印象を感じれるように、ライブと音源では表情がぜんぜん異なる歌になりました。
歌詞に「待ってばかりじゃ勝てないぜ」と書いたように、「ワンチャンスを勝ち取るためには、守るのではなく攻撃あるのみ」という強い意志を、この歌には込めました。
磯野未来:ライブではとても弾けたパーティソングなのに、音源で聴くと「夕暮れ時の風景」が。しかも、「そろそろ夏も終わっちゃうね」という切なさも微妙に見え隠れしてきます。
菜月アイル:今のCANDY GO!GO!は攻撃的な姿勢だし、気持ちの上でガツガツしている。その姿勢と楽曲が、今回ぴったりマッチしました。
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『With your Smile』
作詞:磯野未来、作曲:本田毅、編曲:本田毅

磯野未来:磯野が作詞をした、「若気の至り」をテーマにした青春ソングです。歌詞に「夜遊び」と記したように、高校生の青春時代を描写したような感じなんですね。具体的に伝えるなら、ちょっと遊びを覚え始めた子が、友達の真面目な子を夜遊びに連れ出していく。そんな雰囲気で書いています……が、それは表のテーマであって、裏テーマというか、本当に書きたかったのが「一緒にライブを楽しもうよ」という気持ち。ぜひ、裏テーマも理解したうえでこの歌詞を読んでください。
本田毅さんが作ってくださったこの曲はミドルテンポなんですけど、キャッチーなサウンドとメロディーが心地好い楽曲にも仕上がっています。ドライブしながら聞きたい爽やかな雰囲気を釀しだしているように、私は、海辺をドライブしている感覚で歌いました。
高城しおり:私、若干厨二病なんですよ。だから、この歌に出てくる真面目な女の子が連れまわされる気持ち、「わかる」と思いながら歌ってました。
菜月アイル:歌詞の面では、「まぁ、若気の至りとしてしょうがないよね」と納得してしまう部分もあったからね。
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『ゲッダン!ジェラシー!ラブラブユー!』
作詞・作曲・編曲:ハシグチカナデリヤ

関根ゆみ:この曲は、関根がメインで歌わせていただいています。この楽曲は、ハシグチカナデリアさんに提供していただきました。歌詞に登場するのは、けっこう気の強い女性。でも、「本当はこうなんだよ」という女心も記されているように、そこがポイントになっているんですね。
最初はつんけんとした感じの女の子が登場するんですけど。「ここではもうちょっと甘えたい」という歌詞も出てくるように、彼女は可愛らしい女の子の面も見せていきます。だからレコーディングのときには、気の強い女性らしさと同時に、女の子らしい歌声も求められました。私、そういうのが一番苦手だから、頑張って女の子になって歌いました。
磯野未来:CANDY GO!GO!は、一度ハシグチカナデリアさんとも対バンさせていただいてる関係。何より、私はハシグチカナデリアさんの描く世界観が大好きなんです。楽曲はまさにハシグチカナデリアワールドだったからこそ、「しっかり歌いこなさなきゃ」と意気込んで歌いました。この歌、CANDY GO!GO!には珍しいセリフのパートも出てくるように、そこにも注目してください。

『Walk below the rainbow』
作詞・作曲・編曲:FEELFLIP

高城しおり:それが大きいことでも小さな内容だろうと、誰だって何かしら目指している夢や目標を持っていると思います。そこへ向かっているんだけど、なかなか到達することが出来ない。それで悩んでしまうことも実際多いんですけど。でも、一晩寝て気持ちをリセットしたら「なんとかなるさという気分になれるはず」という前向きなメッセージソングです。
 楽曲を提供してくださったのは、レーベルメイトでもあるロックバンドのFEELFLIPさん。今回は、プロデュースまでしていただきました。これまでのCANDY GO!GO!にはなかった、前向きな勢いを感じるスカパンクな曲調なのも特色の一つ。リードを取ったのは私なんですけど、スカ系の曲調を歌うのはすごく新鮮でした。めっちゃ速い演奏の中へ言葉がいっぱい詰め込まれていれば、キーも低かったので、レコーディングではかなり苦労しました。でも、この手のタイプの楽曲をアイドルが歌うことはないので、逆に新鮮だと思います。

『Hybrid Love』
作曲:白土とおる

高城しおり:CANDY GO!GO!のライブでは、よくMC中に背景に流れているインストナンバーです。ギターの音色が他のリズムと会話を楽しんでいるように聴こえてくるのも特色です。

『事件File.055』
作詞:なぎさりん、作曲:OKB、編曲:白土とおる

なぎさりん:『事件File.055』はCANDY GO!GO!史上一番歌詞も曲調もダークな内容です。この歌詞のテーマは、「恨み」。何かを訴えたい声の表情が似合う、なぎさりん/宍戸桃子/菜月アイル/佐伯かなの4人がこの曲を歌いました。
 アイドルソングって、「ずっと好きでした」のような恋愛系の歌が多いじゃないですか。作詞をしている私自身、人を恨んだりはしない性格ですけど。この歌詞の制作中、たまたまテレビでいじめ問題が話題になれば、そのいじめ問題に対して、ぜんぜん知りもしない第三者が好き勝手に誹謗中傷しながらネット上で叩いていました。そのせいで自殺する人も出たり。そういう事件と触れ合う中で生まれた想いが、この『事件File.055』という歌になりました。歌詞には、「軽はずみな発言をするな」など、あえて恨みを軸に据えた想いを書き並べています。
ライブで『事件File.055』を歌うと、みんなバーンとこの曲の持つ世界へ引き込まれていくように、CANDY GO!GO!の中へ新しい格好良さを加えた歌になりました。こういう心に響かせる歌もCANDY GO!GO!は歌えるんだということが、これからグループの強みにもなっていけたらなと思っています。何より、アイドルが一番隠していたい裏の顔を表に出した歌になりましたからね。
菜月アイル:私、いまだに中学生時代の裏切りや憎しみなどの恨みが心の奥底に眠ってるんですね。そんな、中学生だった頃の私の闇な感情が『事件File.055』には記されていました。
恨みって表には出しづらいものじゃないですか。私は歌を通して眠らせていた想いを吐き出してすっきり出来たように、とても良いきっかけになりました。
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『クリスマス・イヴ』
作詞:なぎさりん、作曲:本田毅、編曲:本田毅

なぎさりん:磯野がリードを取った『With your Smile』は、PERSONZの本田毅さんが『ワンチャン☆サマー』と一緒にシングル候補として持ってきてくださった歌。あのときは、「どっちをシングルにする!?」という話から『ワンチャン☆サマー』を選んだ形でした。
当時の本田さんは、まだCANDY GO!GO!と出会って間もない時期で、そんな深くCANDY GO!GO!のことを知っていたわけじゃなかったんですね。だけど、楽曲を提供してくださったことをきっかけに、レコーディングでディレクションをしていただけたのはもちろん。CANDY GO!GO!のライブに何度も足を運んでくれれば、イベントなどにも遊びに来ていただき、CANDY GO!GO!が提唱するアイドロックのこともわかってくださいました。そのうえで作ったのが、この『クリスマス・イヴ』なんです。CANDY GO!GO!に似合う洗練された大人な刹那ロックのように、私はアルバムの中で一番のお気に入りです。
私、この曲のリードを担当しているんですけど。あまりにもこの歌が好きすぎて、この曲をばれないように私物化しようと思いました。私の誕生日はクリスマスイヴ。歌詞には、「寒い」「切ない」「つらい」など、そう簡単には幸せにはなれないぞと言いますか、別れた後でもまだ好きという未練たらたらな心模様を書いていますけど。。。裏テーマはずばり、「なぎさりんの歌」です。
磯野未来:りんさんの歌詞って、基本は、未練たらたらじゃん(笑)。

『大切なお知らせ』
作詞:なぎさりん、作曲:OKB、編曲:白土とおる

宍戸桃子:もともとはCANDY GO!GO!がメジャーへ進出する前の、インディーズラストシングル曲として出す予定だったのが『大切なお知らせ』です。切なさと同時に、何かを伝えていきたい決意の現れを感じさせるのも、そういう理由から。結果的には、メジャー第一弾シングルとなった『overdrive』と両A面曲として発売しました。

『The Sun Also Rises』
作曲:白土とおる

佐伯かな:ライブでも、ステージを去るときに流しているエンディングナンバーです。すべてをやりきった、それこそ「祭りのあと」的な雰囲気と、どこかまだ名残り惜しい気持ちが交錯している想いを形にしています。

『endroll』
作詞:なぎさりん、作曲:OKB、編曲:yUsUke 

なぎさりん: もともとは、私のソロ曲として提供された楽曲なんですけど。結果、CANDY GO!GO!バージョンにドレスアップして形にしました。疾走感にあふれた曲調と切ないメロディーラインが特徴的な歌になっています。
『endroll』を最初に披露したのは、兄の結婚式のときでした。この歌詞には、実家から離れてしまう兄に対して、「離れてしまっても、たとえ何処にいようと、ずっと私たち家族は一つに繋がってるように絆は固いんだぞ」という想いを書きました。同時に重ね合わせたのが、全国ツアーを行ったときに各地で応援してくれてるファンたちに対して感じた、「何処で応援しようと私たちの気持ちは一つに繋がってるから、この絆は絶対に解けないよ」という想いなんです。
磯野未来:メンバーとファンたちの固い絆を、『endroll』では歌っているからね。
菜月アイル:この歌に出てくる主人公は、とても強がってる女の子。私たちも「強がり女子」なんですごく気持ちがわかれば、歌ってて感情がグッと入り込んじゃいます……だけど、本当は強がってるだけなんです。何故なら、心は乙女なんで(笑)。
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アルバム『IDOROCK』には、ライブの臨場感を投影!!

――アルバム『IDOROCK』には、多彩な曲調を詰め込みました。
菜月アイル:ホント、いろんなタイプの楽曲を入れたよね。
磯野未来:良い意味で多彩なジャンルの歌を詰め込めたなと思います。
佐伯かな:一番のポイントが、楽曲提供してくださった方々が無理にアイドルソングを作るのではなく、それぞれ自分の色をしっかりと出した楽曲を提供してくださったこと。
私たちも、変にアイドルっぽい色に曲を染められたら嫌だなという想いがあったし、その人らしさの色へどれだけCANDY GO!GO!のメンバーが向かっていけるかがテーマだったように、そこはしっかりコラボレート出来たなと思っています。
関根 おかげで、私たち自身も「こういう表情も今のCANDY GO!GO!は歌にして染めていけるんだ」と感じることが出来ました。
なぎさりん:アルバム『IDOROCK』に入れたインストナンバーの3曲は、ライブでのオープニングテーマやMC中の音楽、エンディングで流れるSEなど、実際にライブで使っている曲たち。この1枚を通してライブ感を出したかったし、『IDOROCK』というアルバムを聴くことで、お客さんたちもライブへ参加しているんだぞというのをリアルに伝えたかったんです。
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アルバム『IDOROCK』の魅力とは…。

――メンバーそれぞれ、アルバム『IDOROCK』を自分なりにどんな作品として捉えています?
関根ゆみ:CANDY GO!GO!は今活動7年目に突入しているんですけど、その7年間の歩みをこのアルバムへぎっしり詰め込めたのと、これからのCANDY GO!GO!に繋がってゆく1枚だなと思っています。
磯野未来:良くも悪くもCANDY GO!GO!の未来は、このアルバムにかかってると言いますか、いろんなジャンルの音楽に挑戦していくことで離れてしまうお客さんもいると思うんです。そういう人たちにどれだけ私たちがCANDY GO!GO!の楽曲の良さを伝えられるかで、これまで応援してくれているお客さんたちを惹きつけ続けられるかや、新しいファンたちを惹きつけられるかにも関わっていくと思うんですね。そのための勝負を突き付けてゆくのが、この『IDOROCK』というアルバムになると私は思っています。
高城しおり:最近CANDY GO!GO!のライブに足を運んでくれているお客さんたちは、ロック寄りなCANDY GO!GO!を本当に支持してくれている人たち。これまでのアイドルらしい姿よりも、恰好良いCANDY GO!GO!のことを好きでいてくれている。そういう人たちの心に刺さるアルバムが産まれたし、これがCANDY GO!GO!の掲げるアイドロックなんだという姿勢を示していける作品になったなとも思っています。
佐伯かな:このアルバムは、CANDY GO!GO!のメジャー第1弾シングルとなった『overdrive/大切なお知らせ』の売上枚数が1万枚を越したからこそ作ることの出来た作品なんですね。つまり、私たちがお客さんたちからいただけた特典だと思っています。だからこそ私たちも、応援してくれる人たちにとっても大切な1枚にしたかった。そのためにメンバー全員、全力を出して作りあげたように、その大切な想いをみなさんにもしっかり感じてもらいたいなと思っています。初回盤に収録するMV『ハイボールの制約』もいい感じで撮れましたしね。
関根ゆみ:今回のMVはカット数が多いよね。
菜月アイル:ソロのダンスシーンを収録すれば、メンバーの手だけ目だけ口だけ胸だけ指だけなどパーツ映像もいろいろ散りばめています。最近では露出の多い衣装姿にもなっているよう、大人の色気をしっかり伝えていけるMVになったなと思います。
磯野未来:ダンスシーンで指先や身体から光を放っていたりなど、CANDY GO!GO!初のCGを使った映像にもなっているように、まさに格好良さを追求したMVになったなと思う。
宍戸桃子:今回のアルバムを作るに当たって、いろんな大人の人たちが携わってくれたし、いろんな人たちの力もあって、とても自信あふれる作品が産まれました。だからこそ作って満足ではなく、それを一人でも多くの人たちに伝えていきたいし、それをやるのが私たちの使命。とにかく全国各地の人たちへ、この作品を届けにいくのが今一番大切なことだと思い、活動をしています。
菜月アイル:レーベルメイトさんだったり、普段から関わってくださっている方々だったり、今回はたくさんの人たちの協力があって産まれた作品になりました。そういう人たちの期待は絶対に裏切りたくないし、けっして裏切ることのないアルバムになったと思います。
今年1月にメジャーデビューを果たし、CANDY GO!GO!も間もなく1年が経とうとしています。だからこそ今は、CANDY GO!GO!にとっても重要な時期。何より、結果も含んだうえで未来へのビジョンを描かなきゃいけないんです。そのための勝負を賭けるアルバムとしても作り上げたように、本当に1曲1曲気持ちを込めた歌たちを詰め込んだ作品になっています。
なぎさりん:よく「CANDY GO!GO!は盛り上がる歌ばかりやってるんでしょ」と思われがちだけど、そうじゃない、『IDOROCK』はCANDY GO!GO!の新しい可能性を感じてもらえるアルバムになったなと思っています。今は、本当にたくさんの人たちが愛情を注ぎながらCANDY GO!GO!のために力を貸してくれている。その期待に私たちが応えるためにも、まだまだ闘いを挑んでいきます。
アルバム自体は完璧。だからこそ、今のCANDY GO!GO!がどれだけ本気で世の中に出たいかを訴えていけるのかが勝負。そのためにも年を越しても、このアルバムをずっとずっと世の中へ広げ続けていきたいなと思っています。
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                          TEXT:長澤智典

オフィシャルサイト
http://one2one-agency.com/
テイチクエンタテインメントCANDYサイト
http://www.teichiku.co.jp/artist/candy-gogo/

★CD情報★
1476459357138
『IDOROCK』
12月28日(水)発売
・初回限定盤 TECI-1530 / \3,056+税 / アルバムCD+DVD
・通常盤 TECI-1531 / 定価:\2,500+税 / アルバムCD

『before daylight』
『ハイボールの制約』
『overdrive』
『いつか忘れられない女になる』
『JUMP×JUMP』
『ワンチャン☆サマー』
『With your Smile』
『ゲッダン!ジェラシー!ラブラブユー!』
『Walk below the rainbow』
『Hybrid Love』
『事件File.055』
『クリスマス・イヴ』
『大切なお知らせ』
『The Sun Also Rises』
『endroll』