千聖(Crack6/PENICILLIN)主催によるイベント「Crazy Monsters」、今年もHALLOWEEN PARTYを開催!! ドロロンえん魔くんに、かぐや姫、氣志團やルパン三世などなど、ヴィジュアル系バンドマンたちが仮装してHALLOWEEN PARTYで大騒ぎ!!そのクオリティの高さに、満員の観客たちも大熱狂!!5DS_5154 Crack6のMSTR (千聖 from PENICILLIN)が音頭を取り、定期開催中のイベント「Crazy Monsters」。通算3回目となった「HALLOWEEN PARTY」を、今年は10月24日(土)に新宿ReNYを舞台に開催。矢田耕平(池袋BRAND X)/Daccoを司会に迎え、この日は、Crack6/ALvino/DASEIN/C4/S.Q.F/wyse/THE MICRO HEAD 4N’Sと豪華な面々が全員仮装姿で登場。チケットもSOLD OUT!!。満員の観客たちが熱狂を乾杯に一夜のPartyを楽しんだ。
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開演前、舞台上へ姿を現したのが、スーツ姿で登場した池袋BRAND Xの矢田耕平さん、そしてアダム(Lida)とイブ(YURAサマ)の仮装をしたDaccoの2人。この日Daccoは、演奏者ではなく司会者に撤する形で登場。その芸人並の姿勢が潔い…いや、完全に芸人と化していた。
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               THE MICRO HEAD 4N’S

 トップを飾ったTHE MICRO HEAD 4N’Sは、全員ヴァンパイアの出で立ちで登場。スケールあふれたモンスターロックに身を預け、堂々と歌い上げてゆくNimo。すでに場内には無数の拳が荒々しく突き上がっていた。現メンバーでは2回目とは思えない堂々としたステージングのもと、『WHITE SOUL』を通し、満員の観客たちを熱狂の渦へとTHE MICRO HEAD 4N’Sは巻き込んでゆく。1曲1曲が圧巻のパワーを持ちながら、何より、歌がグッと胸に突き刺さるのが嬉しい。
「みなさまの血をいただくことにしましょう」。ダークでダンサブルなエレクトロロックナンバーが連れ出したのは、闇夜に設えた妖しい宴の園。哀愁味を持ったサビ歌が、なんて胸をグッと高ぶらせるんだろう。誰もが、妖しい大人のPartyに嬉しく溺れてゆく。そして…。
唸るマッシブなビートに身を預け、会場中の人たちが高く拳を突き上げだした。満月に向って吠えるような高揚を与えてゆく『MONSTER’S ROAR』だ。誰もが疼きだした本能をさらけ出し、5人の奏でる衝撃へ絶叫と熱狂を返していた。
「お前らの血を一滴残らず絞り出していけよ」。最後にぶつけた『Curtain Call』を通し、挑むように歌い、エッジ鋭い音を突き付けてゆくメンバーたち。THE MICRO HEAD 4N’S、しょっぱなから場内に熱気渦巻くParty空間を作りあげてくれた。
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                  S.Q.F

 氣志團のコスプレ!?で姿を現したのがS.Q.F。メンバーみんな、この日のためにしつらえたオリジナル仕様の学蘭にリーゼントヘア。しかも冒頭で演奏したのが『One Night Carnival』。michi.の左右には、Daccoの2人も登場。一夜のカーニバルだからこそ、徹底して遊んじゃえという精神、さすが「Crazy Monsters」の趣旨をわかってらっしゃる!!
 「今夜は俺らが連れてくぜ、ピリオドの向こうまで」とイカしたセリフを決めたあとは、いつものS.Q.Fモードへ。気持ちを嬉しく躍動させる疾走メロディアスな『RISING』を通し、観客たちに歌物ロックの衝動を与え出した。一転、美しく雄大かつ躍動性を抱いた『エンゼルフィッシュ』が登場。心地好さ連れた演奏が進むごとに,場内の熱も上がってゆく。哀愁味を持って歌う声の表情にも、ハートがグッと射抜かれた気分だ。
猛々しい演奏が唸りを上げた。凛々しくも、どこか影を背負いながら攻め込むように飛び出した『Vertigo!』。クールなのにとても挑発的な楽曲のよう、荒ぶる気持ちが沸き起こるのも納得だ。それにしても、氣志團の格好でクールに歌う姿には、不思議な感覚を覚えずはいれないかった。
最後をしめくくったのは、ダンサブルで超絶ポップメロな熱狂パーティロックチューンの『Cloud Cuckoo Land』だ。michi.の動きに合わせ、会場中の人たちも頭上高く掲げたタオルをクルクルまわし大きく身体を揺らしていた。無条件に、無邪気な童心に戻り、弾ける音に合わせ騒いでゆく。このParty、一度飛び込んだら、演奏が止まるまで身体の疼きが止まらない。。
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                   wyse

『パン三世』のテーマソングに合わせ、作品に登場するキャラクターたちに成りきって舞台上へ姿を現したのがwyse。ちょっとした小芝居を織りまぜつつも、ライブはぶっ太い音をダイナミックにぶつけた『Plastic Monkey』からスタート。最初から挑戦的な姿勢で挑み、wyseは観客たちへ熱狂描く戦いを挑んでいた。エンディングではマモーに変貌したHIROが、あえてギターソロでエンディングをひっぱり続ける遊び心も披露。
心地好く身体を揺らすギターの音色が連れ出したのは、ムーディな雰囲気描いた夜のお洒落なパーティ。メロウでスタイリッシュな『終わらない夜のマーメイド』が、洒落た大人の駆け引き気分を与えてゆく。身体は揺れながらも、気持ちは甘く蕩ける雰囲気。でも格好は、ルパン三世のキャラクターたちやマモーだけどね。
身体に熱を注ぎ込みながも、胸に突き刺さる歌へ心は惹かれてゆく。『L.A.S.P.U.P. -Unperformed Performer-』でも、センス良く跳ねたソフィスティケイトなロックビートに嬉しく身を預けながら、誰もが大人なロックに心酔していた。
最後も、身体をウキウキと弾ませる『Primal』を奏で、wyseは場内に開放的な空気を満たし、嬉しいくらいに気持ちをはしゃがせながら、楽しいPartyの幕を閉じていった。

 転換の合間には、「モンスターストライク」のマッドハッターの仮装したアンティック-珈琲店-のゆうきがDJとして登場するいう嬉しいハプニングも。
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                    C4

「宇宙戦艦ヤマト」の沖田十三艦長、「モノノ怪」の薬売り、「ストリートファイター」のチュンリー、「牙狼<GARO>」の冴島鋼牙と、様々なキャラクターに扮したメンバーたちが入り乱れたC4のステージは『UNITE』からスタート。大人のムードたっぷりに哀愁味を持って歌うTOKI。対して演奏は、凛々しく攻めてゆく。なんて男らしくも挨拶さ抱かせる楽曲なんだ。一転、『Crocodile Vibration』では攻撃的な姿勢のもと、観客たちの感情に荒ぶる熱気をぶつけていた。刀を振りかざし歌うTOKIは、まさに戦いを挑んでゆく姿勢そのものだ。
クールに、でも挑みゆく姿勢のままに跳ねた疾走曲『EARTH TAKER』を放ち、場内に躍動的な熱をC4は注ぎ込んでいった。演奏は、一気に加速した。『Pylebanker』をぶつけ、C4は場内に無数の拳を突き上げさせてゆく。刀振り続けるTOKI、気持ちは完全にバトルモードへとのめり込んでいた。
轟く爆裂デジロックナンバーをブースト。『E.G.I.S~unexploited”BUSTER”II~』を通し、観客たちとC4が戦いを繰り広げていけば、最後に突き付けた『MARVELY』では、開放的な演奏を魅力に、満員の観客たちを情熱を持った歌でしっかりと包みこんでいった。まさに、貫祿という言葉が似合う連中だ。
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                   DASEIN

DASEINのメンバーが見せた仮装は、かぐや姫とJOE乃上様。テーマは「竹取Ricky物語」。艶やな姿を魅せたRickyが扇子を振りながら歌いだしたのは、毒々しい華やかさを持ったハード&トランシーな『COGITO ERGO SUM』。出で立ちは「和」だが、むしろその演奏は、場内にサイバーな踊る宴の場を描くうえでピッタリ。会場は一気に艶やかなクラブのような空間へ様変わり。「いくわよ!!」など女言葉で煽るRickyは、さすがに肝かったが。
一転、「てめぇらこいや!!」と雄モードに変貌したRickyが、『Do NoT TENdER?!』をぶつけ、観客たちの暴れたい感情に火をつけた。何時しか場内には、身体折り畳む観客たちの姿が大きく波打っていた。
「へい」「あん」と交わした煽りや小芝居もインパクトの強いDASEINのライブ。一体化した振りも楽しい『君の街に降れるオリオン』では、華やかでメロディアスなダンスロックに乗せ、会場中の人たちが両手でWAVEを作りはしゃいでゆく光景も。曲ごとに参加型のステージングを描き出してゆくRickyの手腕は、さすがだ。
最後は、JOEの2バスが吠えまくった超絶ハードコア/トランシーナンバー『BREAK OFF!!』だ。轟くスペイシーロックを叩きつけ、観客たちを熱狂の中でFEVERさせ続けたDASEIN。「参加型」とはどういうものかという姿勢を、2人は、熱狂を手土産にしっかりと提示してくれた。
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                   ALvino

 ALvinoが題材に据えたのは「3年B組金八先生」。それをALvino流にアレンジした独自の物語を展開。校内放送で流れたのは、「みなさん、騒ぐ準備は出来てますか?!」の声。ALvinoが届けたのは「若かりし頃の金八先生」の物語。ライブは、学校の授業を模倣して実施。
冒頭を飾った一限目の『Alarm of Life』から、場内に、明るく騒ぎだす熱狂の空間を描きだしていた。こんなに夢中ではしゃげる授業だったら、何時だって味わいたい!!
「諸君、1年B組へようこそ、みなさんが僕らの生徒です」。体育教師で剣道部顧問の潤先生がお立ち台で剣道の型を披露。そのまま演奏は、満員の観客たちを飛び跳ねさせた晴れやかで開放的な『FLY HIGH!!』へ。拳が剣道の面打ちになっていたのも、ご愛嬌。
「みんな入学おめでとう、私が金八先生です」。社会的な常識を捨てた保健室のKOKO(KOJI)先生は、恋愛相談が得意。「学園生活には恋が不可欠です。先生と生徒の間でも恋はしていいんだぜ」の煽りに続いて披露したのは、甘酸っぱい青春の香り漂う『春恋』だ。授業の内容と楽曲を巧みにリンクさせ進めてゆく展開が素敵じゃない。いつしか観客たちも、生徒の気分で金八(Shota)先生の煽りにしっかり寄り添っていた。
「この学園にはとってもいい校歌があります。1年B組のみんな、歌ってくれますかー」。その声に続いて披露した『たからもの』では、会場中の人たちが声張り上げ叫べば、大サビ前には合唱してゆく風景も登場。最後は、「みんな優秀だから「1-B」から「W(2)B」へ飛び級させたいと思います」と説明したあとに、ALvinoを支え続けてきた『WB』を演奏。会場中の生徒たちが本当に楽しく身体揺らしはしゃいでいたのは、もちろん。セットリストと仮装による物語をドラマチックに描いたライブへ触れているうちに、胸が熱く高ぶり、嬉しい感動さえ覚えていた。歌と仮装をミックスさせてこそ「ミュージシャンが仕掛けるHALLOWEEN PARTYのあるべき姿」。そう強く感じさせてくれたALvinoのライブだった。この日のMVPを上げたくなるくらい、メッチャ良かったよ!!
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                   Crack6

 魔法使いたち(ドロロンえん魔くん、マレフィセント、ファンタジアのミッキー、魔女見習いのキキ)に仮装したCrack6のメンバーたちのステージは、激しく煽り立てるインパクト強い『衝撃~warning666~』からスタート。荒ぶり爆走する演奏を叩きつけ、観客たちを熱く熱く煽ってゆく。このハイテンションなステージングこそ、Crack6らしさだ!!
勢いを持続させたまま演奏は、クールでサスペンスな『Butterfly Effect』へ。心地好い熱狂を持って走り続けるステージングが、とても刺激的だ。
 ズーンと重く響き渡る雄大な『Re-Born』の音の調べ。MSTRのギターが嘆くようにむせび泣きだした。その切々とした音色は、MSTRのギターがいななくと同時に『Change the World』へ。舞台上には、DASEINのRicky、S.Q.Fのmichi.、ALvinoのShotaも姿を現した。MSTRの凛々しい歌を中心に、3人も歌を掛け合えば、観客たちを煽ってゆく。まさかの嬉しいコラボレートが登場。観客たちも、豪華な競演に思いきり熱狂で想いを返していた。何より、michi.とRickyのはしゃぎっぷりがハンパない。とくに綾小路翔のコスプレをしていた理由もあるのか、舞台上にはS.Q.Fの時とは異なるテンションではっちゃけ続けるmichi.の姿があった
MSTのMCで煽った後には、重く唸りを開けた演奏が爆発。激烈なリフを突き付けながら、Crack6は『電撃ミサイル2006』を通し、ふたたび場内に熱を注ぎだした。
熱気の高まった空間。Crack6の最後の曲が始まると、この日出演したバンドのヴォーカル陣。さらにALvinoのKOJIと潤、C4の大村孝佳が演奏で集結。他にも、この日出演したバンドマンたちが舞台上へ大集合。このイベントのテーマ曲『Crazy Monsters』を”with Crazy Monsters All Stars”という形で披露。MSTRの歌を中心に、様々なメンバーが歌を掛け合い、マイクをまわしながら、『Crazy Monsters』を通し、会場に最後をしめくくるに相応しいクレイジーなPartyを作りあげていった。このイベントの最後を彩るお馴染みの熱狂の風景。今宵は、みんなが仮装していることもあり、何時も以上に華やかで狂喜的だ。まさにクレイジーなモンスターたちの饗宴に相応しい最後のセッションじゃないか!!
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                  仮装大賞

  最後の最後に、今宵のPartyの仮装の完成度の高さを評価するMVPを決定。「くりそつ賞」は、S.Q.Fのmichi.。「池袋BRAND X賞」は、C4の大村孝佳とDASEINの2人。グループ優秀賞の「Crazy Monsters賞」は、ALvino。そして栄えある「最優秀MVP賞」は、wyseに決定した。
「Crazy Monsters」はこのハロウィンだけに限らず定期的に開催中。次の「Crazy Monsters」はナント!来年3月12日(土)新木場スタジオコーストにて「クレモンフェス」~春の祭典 2016~開催が決定!!どんなメンツのもと、どんな趣向で楽しませてくれるのか、詳細は後日の発表を楽しみにしていて欲しい。
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                       PHOTO:小林裕和
                         TEXT:長澤智典

「Crazy Monsters」
来年、春の3/12(土)「クレモンフェス」新木場スタジオコーストに”C4″も参戦決定!チケット先行予約販売中!

■Crazy Monsters
「クレモンフェス」
~春の祭典 2016~
2016.3.12(土)
新木場スタジオコースト
OPEN12:30/START13:00
前売券¥5,500(D別)/当日券¥6,000(D別)
[出演]
・Crack6
・ALvino
・THE MICRO HEAD 4N’S
・Ricky
・S.Q.F
・wyse
・Dacco
・ADAPTER。
・defspiral
・GOTCHAROCKA
・アンティック-珈琲店-
・C4
・スペシャルゲストあり
・矢田 耕平(司会)
[チケット]
★10/27(火)21:00~11/30(月)18:00、イープラスにて先行販売中!(先着順)
[受付URL]
http://eplus.jp/crazymonsters-hp/

★12/26(土)10:00より一般発売!
・ローソンチケット http://l-tike.com TEL.0570-084-003(L:78786)
・チケットぴあ http://w.pia.jp/t/cremon-fes/ TEL.0570-02-9999(P:280-445)
・イープラス http://eplus.jp/crazymonsters/
[主催]CITTA’WORKS
[企画・制作]Crazy Monsters
[協力]J:COM/Brand X
(問)CITTA’WORKS/TEL.044-276-8841(平日12:00~19:00)

■オフィシャルWEBサイト
Crack6 http://www.crack6.jp
ALvino  http://alvino.tv
THE MICRO HEAD 4N’S  http://themicrohead4ns.jp
Ricky  http://hyperneosoloist.com
C4  http://www.keasler.co.jp/c4/
S.Q.F  http://www.sqf.jp
wyse  http://wyse-official.com
Dacco  http://www.dacco-dacco.net
ADAPTER。 http://www.adapter-web.net
Defspiral  http://www.defspiral.com
GOTCHAROCKA  http://www.gotcharocka.com
アンティック-珈琲店-  http://www.ancafe-web.com
矢田 耕平(司会)  http://www.brand-x.jp

CITTA’WORKS http://www.cittaworks.com
新木場 スタジオコースト http://www.studio-coast.com